みなさん、こんにちは!
今日は、企業の設備投資計画に大きな影響を与えている「トランス・キュービクル不足」の背景と、合同会社DMM.comが提供する新たな解決策について共有します。
現在、日本国内でトランス(変圧器)やキュービクル(高圧受変電設備)の納期が大幅に長期化し、企業の設備計画に影響が出ています。背景には、データセンター増設やEV充電インフラ整備に伴う世界的な電力需要拡大があり、主要メーカーの生産能力を上回る注文が集まっています。
国内では2026年4月施行の省エネ法改正(トップランナー制度第三次判断基準)により、多くの企業が設備更新を早めに進めようとしていますが、納期遅れや導入コスト上昇が課題です。第7次エネルギー基本計画では再エネの主力電源化と電力インフラ強化が掲げられ、設備不足はしばらく続く見込みです。
この状況で、合同会社DMM.comがJSHP Transformer社製「トップランナー3対応 高効率変圧器」の販売を開始しました。JSHP社の年間生産能力2億kVA、DMM.comの在庫運用ノウハウによる短納期・低コスト、WINコーポレーションによる日本仕様最適化設計・国内保守サポート、省スペース設計による既存設備へのスムーズな置き換えが特長です。
トランス・キュービクル不足の4つの背景
トランス・キュービクルの納期長期化には、複合的な要因があります。
背景①:世界的な電力需要拡大
データセンター増設
- 世界的にデータセンターの増設が進む
- 生成AIの普及により電力需要が急増
- 安定した電力供給設備が大量に必要
EV充電インフラ整備
- 電気自動車(EV)の普及に伴い、全国規模で充電設備の整備プロジェクトが進む
- 大量の機器調達が必要
主要メーカーの生産能力を上回る注文が集まり、供給はタイトな状況となっています。こうした世界的な需要拡大が、基本的な供給不足を生み出しているといえます。
背景②:国内の系統用蓄電池プロジェクト増加
系統安定化のニーズ
- 再エネ導入拡大に伴い、系統用蓄電池プロジェクトが増加
- 蓄電池には大容量の受変電設備が必要
これが国内需要を押し上げる要因となっています。こうした国内要因が重なることで、供給はさらに逼迫しています。
背景③:2026年4月の省エネ法改正──需要集中の引き金
最も重要な国内要因
- 2026年4月から新しい省エネ性能基準(第三次判断基準)が施行
- 省エネ法改正(トップランナー制度の新基準適用)
企業の対応
- 多くの企業が設備更新を早めに進めようとしている
- 新基準適用前に更新を完了させたい
需要が一時的に急増した結果、納期の遅れや導入コストの上昇といった課題が生じています。こうした「駆け込み需要」が、供給不足にさらに拍車をかけています。
背景④:原材料価格高騰とサプライチェーン混乱
原材料の問題
- 半導体や銅など主要部材の価格は高止まり
- 部品調達に時間がかかるケースも少なくない
- 製造から出荷までの期間が従来より長引く例が増加
国際物流の不安定さ
- 国際物流の不安定さも納期のばらつきを大きくしている
総合的な影響
- 設備投資における「納期リスク」は、企業にとって無視できない課題となりつつある
これらの要因が複合的に作用し、深刻な供給不足を生み出しています。
設備不足の長期化見通し──調達戦略の転換が必須
トランス・キュービクル不足は、短期的には解消しない見込みです。
第7次エネルギー基本計画の方向性
第7次エネルギー基本計画では、2040年度に向けたエネルギー政策の方向性として、再生可能エネルギーの主力電源化と電力インフラの強化が重要な柱として掲げられています。こうした流れの中で、変圧器や受変電設備の需要は今後も高い水準で推移すると見込まれています。
さらに、電力系統のデジタル化や蓄電技術の導入が進むことで、設備にはこれまで以上に高効率で信頼性の高い仕様が求められるようになります。その結果、トランスやキュービクルを中心とした設備不足は短期的に解消するというよりも、しばらく続く可能性があります。
このような長期化の見通しが、調達戦略の転換を迫っています。
従来の調達モデルの限界
これまでの設備調達は、「発注して納品を待つ」という進め方が一般的でした。しかし現在は、設備需要の増加や供給の逼迫により、この従来型のやり方では対応が難しくなっています。
そのため、今後は早めの発注を前提とした計画的な調達や、仕様の標準化、納期を見据えた調達戦略などを意識した取り組みがより重要になります。こうした認識の転換が、新たな調達モデルの構築を求めています。
DMM.comの新たな解決策──3つの特長
市場環境の変化の中で注目されているのが、DMM.comの新製品です。
製品概要
| 製品名 | JSHP製「トップランナー3対応 高効率変圧器」 |
| 提供者 | 合同会社DMM.comが日本市場で販売を開始 |
| 製造 | 世界的な変圧器メーカーであるJSHP Transformer社(以下、JSHP社) |
| 3社連携体制 | JSHP社の生産体制 合同会社DMM.comの調達ネットワーク WINコーポレーションによる日本仕様への最適化設計・導入サポート |
特長①:「短納期」と「低コスト」の両立
生産能力
- JSHP社の年間生産能力2億kVAを誇る大規模生産体制
- 国内主要メーカーの生産能力を大幅に上回る規模
在庫運用
- 合同会社DMM.comの在庫運用ノウハウ
実現する価値
- 調達リードタイムを短縮
- 導入コストの最適化
この「2億kVA」という圧倒的な生産能力が、短納期の基盤です。
特長②:日本市場に最適化された品質とサポート体制
設計
- WINコーポレーションの技術者が日本の電気規格や設置環境に配慮した設計を実施
保守サポート
- 導入後の点検や保守サポートも国内体制で対応可能
海外製品の課題解決
- 従来、海外製品の課題であった「日本の電気規格や設置環境への対応」
「導入後のサポート体制」をクリア
この「日本仕様最適化 + 国内サポート」が、安心感を提供します。
特長③:「省スペース」でスムーズな入れ替え
設計思想
- 筐体をコンパクト化
- 既存のキュービクルや盤内への設置を考慮したサイズ設計
実現する価値
- 従来型からのスムーズな置き換えを実現
- 省エネ法の新基準対応
- 供給が逼迫する市場環境のなかで調達面の不安を軽減する選択肢
設備更新案件の課題
- 設置スペースの制約から大型化した新型機器が導入できないケースがある
解決策
- 省スペース設計により既存設備と同じフットプリントで性能向上が実現
この「省スペース化」は、既設発電所の更新案件をスムーズに進めるうえで、今後ますます重要な要素となります。
太陽光EPC事業者への影響──二重のリスク
トランス・キュービクル不足は、太陽光発電のEPC事業者に二重の影響を及ぼします。
新設案件でのキュービクル調達リスク
自家消費型・オンサイトPPA案件
- 受変電設備が必須
- キュービクル納期の遅れは工期全体の遅延につながる
影響
- 稼働開始遅延
- 顧客の電気代削減効果開始時期が遅れる
- 顧客満足度の低下
- 契約条件によってはペナルティの可能性
この影響は、事業の収益性に直結します。
既設発電所の増設・改修案件への影響
出力増強・パワコン更新
- キュービクルの交換・増設が必要な場合、納期長期化により
工事スケジュールが大幅に狂うリスク
2026年4月省エネ法改正
- トップランナー制度第三次判断基準に適合しない
- 旧型キュービクルの更新需要が発生
- しかし納期リスクで更新が遅れる
この二重のリスクが、事業計画の不確実性を高めています。
EPC事業者としての4つの戦略的対応
トランス・キュービクル不足の長期化は、EPC事業者の調達戦略とプロジェクト管理に直接的な影響を与えます。
納期リスクを前提とした工程管理の標準化
この工程管理の標準化により、納期リスクの顕在化を防ぐことができます。
現状認識
- キュービクル納期の長期化は新設案件の工期全体に影響
提案段階からの対応
- 提案段階から「キュービクル納期は従来より○ヶ月長い」という前提で工程表を作成
工程管理の具体策
- 基本設計完了後、即座にキュービクル発注
- 納期を最長ケースで見積もる
- 代替調達先の確保(DMM.com等)
リスクヘッジ
- 複数の調達先を確保
- 納期遅延時の対応策を事前に準備
DMM.com製など代替調達先の評価と選択肢拡大
この選択肢拡大により、調達リスクを分散できます。
従来の調達戦略
- 国内主要メーカー(三菱電機・東芝・日立等)に依存
見直しの必要性
- 調達戦略を見直し
- DMM.comのJSHP製変圧器のような代替調達先を評価・確保
技術的検証
- 「短納期・低コスト・日本仕様最適化」という特長を持つ製品が実際の案件で
使用可能か技術的検証を行う - 承認取得(電力会社への届出等)の実績を蓄積
評価項目
- 技術仕様(日本の電気規格への適合)
- 納期(在庫からの即納可能性)
- 価格(国内メーカーとの比較)
- 保守サポート体制
- 実績(導入事例)
選択肢の拡大
- 国内メーカー + DMM.com + その他海外メーカー
- 複数の調達ルートを確保
- 納期・価格・仕様で最適な選択
「2026年4月省エネ法改正」を契機とした既設発電所更新提案
この更新需要の取り込みにより、保守契約の深化と売上拡大を実現できます。
省エネ法改正の機会
- 2026年4月施行の省エネ法改正は既設発電所のキュービクル更新需要を生み出す
ターゲットの特定
- トップランナー制度第三次判断基準に適合しない旧型キュービクルを
使用している発電所をリストアップ
製品提案
- DMM.com製のような短納期・低コスト製品を選択肢として提示
- 更新需要を取り込む
在庫運用モデルへの参画検討
この在庫運用モデルへの参画により、調達の安定性とコスト競争力を同時に高めることができます。
DMM.comのモデル
- 「在庫運用ノウハウによる短納期実現」を特長
- 受注生産ではなく在庫からの即納
具体的なアプローチ
- 複数の案件で共通仕様のキュービクルを使用する場合、事前にまとめて発注・在庫確保
- 個別案件ごとの納期リスクを軽減
年間契約の可能性
- 年間の案件見込み量に基づきDMM.comのような供給者と「年間○台の優先供給契約」を結ぶ
検討すべき規模
- 年間10件以上の案件があれば検討価値あり
- 特に低圧案件で標準仕様を統一できる場合
トランス・キュービクルの納期長期化は、データセンター増設・EV充電インフラ整備による世界的需要拡大、国内の系統用蓄電池プロジェクト増加、2026年4月の省エネ法改正による設備更新前倒し、原材料価格高騰・サプライチェーン混乱が背景にあり、第7次エネルギー基本計画のもと長期化が見込まれます。
合同会社DMM.comは、JSHP社の年間生産能力2億kVAという圧倒的な規模と、DMM.comの在庫運用ノウハウにより、短納期・低コストを実現。WINコーポレーションによる日本仕様最適化設計と国内保守サポートにより、海外製品の課題であった「日本の電気規格対応」「サポート体制」をクリアしています。
省スペース設計により既存設備と同じフットプリントで性能向上が可能で、特に既設発電所の更新案件で有効です。
太陽光発電のEPC事業者にとって、キュービクル不足は新設案件の工期遅延リスクと既設発電所の増設・改修案件への影響という二重のリスクをもたらしています。
「発注して納品を待つ」という従来の調達モデルから、「早めの発注、仕様の標準化、納期を見据えた調達戦略」への転換が求められています。
